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今週の親仁ギャグ・2017年10月29日(日)~11月4日(土)

●加計学園の獣医学部新設認可問題。設置審議会がGOのサインを出した。原子力委員会を筆頭に、なんたら委員会や審議会と名の付くものは全て政府の意向を”忖度”するどころか、追従追認する寄合だけに、今回も驚きではない。が、獣医師会や他の獣医大学、もろもろの学術・学会組織があまりにも沈黙しすぎないか。安倍首相が政府の会議で幼児教育無償化などに、産業界に3000億円程度の拠出を求め、経団連が容認したことについて、小泉進次郎筆頭副幹事長が「党で全く議論していない。このままなら党はいらない」と、公然と批判。最近の自民党議員では村上誠一郎氏を除いて異例の珍事である。さらに「財界(経団連)は(金)を持っているんですね」と捨て台詞で会見を去った。その3000億円と数百兆円の内部留保金。賃金を上げもせず、政府から言われればポンと出す。法人税減税など、さまざまな種類の優遇が待っているのではないかと、勘繰りたくなる。歓迎すべきニュースは、「2020年東京五輪・パラリンピックに向けて屋内禁煙の機運が高まるなか、外食業界が分煙席を設けない全席禁煙にカジを切り始めた。先行する日本マクドナルドなどに続き、日本KFCホールディングスやファミレス『デニーズ』も全店で踏み切る。背景には来店客だけでなくアルバイトの従業員までたばこの煙を嫌っていて、従来の分煙では採用が難しくなってきたことがある。人手不足が外食各社の背中を押した格好だ。」(NIKKEI STYLE・11月3日Yahooニュース)。「沈黙は金也」は死語的であり、黙って見て見ぬふりでは、世の中は良くなりません。「沈黙は罪成」であり「沈黙は裏切り」であります。獣医学部の新設が良いのか、既存の大学の充実(定員増加や教官の増員)が良いのか、それに私が主張するような獣医師の細分化(公衆衛生・小動物・大動物)が良いのか・・・・・・いろいろ議論して欲しいものです。少なくとも加計学園一校だけに絞るように条件を狭めて行った経緯は明らかにしてもらわないといけません。若者が喫煙可(分煙を含む)のアルバイト先を自ら敬遠する、世の中への反抗精神は素晴らしいことじゃないですか。少なくとも、政府は2兆円の財源欲しさに禁煙法を見送ったのですから。この見送りで、居酒屋ではこれ見よがしにスパスパやってるオヤジ(若者も多い)が少なくありません。カリキュラムの改善が評価されたと加計学園の責任者は語っていますが、果たしてどのような教官の布陣なのか、今後の興味はそちらへスライドしていそうですが。アルバイトの若者の方が、オジサンオバサンよりも世の中を変えてくれそうで頼もしくもあり、われらの世代への失望もあり・・・・・・少なくとも沈黙では世の中は変革できません。11月4日。

●ついでながらのもうひとつ。ハチは黒い色彩のモノを攻撃する習性があるそうです。厳密には、ハチの色覚はモノクロで、白か黒で判断するようです。黒と云うより濃ゆい色がより正解でしょう。分かり易くは色の濃淡(トーン)と云うことでしょうか。園児をかばった(園児の身代りになった)ボーダーコリーも被毛が黒白のブチだったので、その濃ゆい黒がターゲットになったのでしょう。スズメバチのその他の習性として、1匹が刺すと、そのハチから攻撃フェロモンが分泌されて、矢継ぎ早よりも高速で周りのハチも攻撃に参加するということです。スズメバチとはハチ合せにならぬことを祈るばかりです。11月1日。

●ついでのついでながら、私を刺したアシナガバチは1匹で3回も刺しましたが、「ハチの一刺し」はミツバチ(世界で9種・日本には二ホンミツバチセイヨウミツバチの2種)だけの譚です。ミツバチの針には「逆棘」というものがあって、刺すと容易に抜けません。刺したハチは自由になりたいがため無理に抜こうとしますから、針と一緒にハチの内臓も抜け千切れてしまいます。2度刺すどころか、ミツバチは内臓損傷により10分か20分であの世へ行く羽目になります。私は田舎育ちですから、身内にもスズメバチに刺された経験のある人間は少なくありません。ちゃんと今も生きていますから、スズメバチに刺されてもそう簡単には御陀仏しません。回数が増えるほど抗体が産生されますからアナフィラキシーショックの可能性は高くなりますが、2度目が必ず致命的とは言えないようです。これは最近の譚(県外)ですが、ある御婆ちゃんがに咬まれ、それは2度目だったそうです。すぐ病院を受診しましたが、そこのお医者は「2度目なので抗血清を打つことによる(蝮毒ではなく血清に対する抗体)アナフィラキシーショックの可能性(危険性)の方が高いので様子を見ましょう」と説明し、抗血清の治療をしなかった所為か、その御婆ちゃんは多臓器不全を起こして数日後亡くなったそうです。2度目の馬抗血清投与で必ずアナフィラキシーショックが起こるとも限らないし、微量投与による皮内反応の観察、ステロイドや抗ヒスタミン剤の同時投与などでアナフィラキシーを防止するのが一般的のようです。いずれにしても、スズメバチにしろ蝮にしろ、災難に遭ったら、病院に急行して経験のある医師に診てもらうと云うことでしょう。10月31日。

●ついでながら、ハチの譚。私も3週間ほど前に庭作業をしていたら、蜂の急襲を浴び、(浴びと云っても1匹ですが)運悪く首筋から侵入され背中を2箇所、肩口を1箇所の計3箇所刺され、今も完治していません。蜂の種類は、(セグロ)アシナガハチと察せられました。庭の倉庫の扉を開けようとした途端に右方向から急襲され、刺される直前までその存在を察知していませんでした。アシナガは攻撃性が強くないので、近くでゆったり昼寝でもしていたのを私が叩き起こしたのでしょう。記憶では小学校・中学校・30代前半以来の数回目のアクシデントです。刺されたときの激痛と、その晩の膿痂疹(様病変)、そして数日後から始まる壊死と持続性の掻痒と、煩わしい災難でした。「ハチの一刺し」ならぬ3刺に、これがスズメバチだったらとゾッとしましたが、いづれにしても庭での作業には周りへの観察注意が必要です。私を刺した蜂ですが、脱ぎ捨てた上着からすり抜けて一度は敷地外に逃げましたが、直ぐに紅葉の木に戻ってきたので殺虫剤を噴霧したら、それからは見かけていません。多分、死んだのでしょう。つづく。10月31日。

●きょうの午後、○○テレビ局から取材の電話があり、用件は「スズメバチに刺された犬」でした。もちろんキー局の人からです。察するに、ボーダーコリーが園児を守った・・・・・・ことでの取材と思われます。「蝮は、年に1頭は来院しますが、スズメバチに刺された症例はなかなか診ません」・「ところでうちの病院は何で調べたんですか」と問うと、「ホームページ」の返答。スタッフが「犬・スズメバチ・動物病院・宮崎」で検索すると、確かにトップで以下の記事が開きました。今日でわたくしは58歳(さすがに自分の誕生日は忘れていませんが、59歳と勘違いしてました。)になりました。それも何とその掲載日がちょうど1年前の今日でした。健康者の健忘症・・・・・・これは病気じゃなく、単なる失念であります。改めて電話してきたFテレビの人に連絡しようと電話の履歴を確認しましたが、幸か不幸か非通知でした。嘘ではなく失念なのでご勘弁下さい。以下、問題の記事:「蜂刺されに注意!○10月29日にチワワが蜜蜂にさされ、その針が残っているのではないか・・・・・・という症例が来院しました。右の下眼瞼縁直下の皮膚にそれらしきものが付着していました。正確には刺さった2ミリ程もない蜂の針が皮膚に残留していました。ピンセットで優しく抜去して顕微鏡で拡大すると、確かに鋭く尖った針でした。幸いにチワワ君は少し目を擦ったために結膜が少し赤い程度でした。○3週間ほど前も柴犬が後足の踵(足根関節)辺りをスズメ蜂に刺されたと云って来院しました。この柴犬の場合には針はありませんでしたが患部はかなり腫脹していました。数日後の来院時には、腫れは無くなっていましたが、皮膚は3センチほど壊死していました。完治まで2週間以上掛りました。○今年はまだ蝮の咬傷は来院していませんが、冬眠をひかえたこれから、蝮の活動は増大します。○犬と猫の散歩時など、周りの環境などに十分留意して下さい。2016年10月30日。」。つづく。10月30日。

●予想を上回る大雨と大風の台風にしては被害が少ないようでなにより。台風が東側を通過するときは西側の通過に比べて風雨の劣るのが半ば常識ですが、今回はそうなりませんでした。28日と29日の大雨で高校野球九州大会は順延され、決勝戦は30日の10時からです。長崎の創成館(諫早市)と富島の対戦です。勝ったチームが神宮大会に出場し、そこで優勝すれば春のセンバツ大会の九州枠(4校)が1校増やされます。準決勝では延岡学園が創成館に惜敗しましたが、2対0の僅差なので延学のセンバツ出場は間違いないでしょう。一件で2校のセンバツ出場。長い年月では、有り得ないことが実際起こるものです。富島は、我が故郷にも多くの卒業生がいますから、来春の入郷地区はさぞ熱くなることでしょう。10月29日。

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