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今週の親仁ギャグ・2017年8月27日(日)~9月2日(土)

●「変名」とは、実名を使ってはマズイ時に用いる。竜馬の脱藩や、萩藩の意に背いた晋作の、逃亡生活で使用した。竜馬の諱は直陰(なおかげ)、のちに直柔(なおなり)。通称が竜馬で、才谷梅太郎が俗にいう「変名」である。一方の晋作は、諱が春風(はるかぜ)、通称が晋作、東一、和助。字は暢夫(ちょうふ)、号は初め楠樹、後に東行(とうぎょう)と改め、東行狂生、西海一狂生、東洋一狂生、些々などと名乗り、変名を谷潜蔵、谷梅之助、備後屋助一郎、三谷和助、祝部太郎、宍戸刑馬、西浦松助などと改名。(Wikipedia参照)。先日の函館訪問の折、竜馬像を発見し、いろいろに調査してみると、下関での竜馬と晋作の親交の深淵なるを想像できた。この「変名」を見てもその交友のほどが知れよう。「才谷梅太郎」と「谷梅之助」、そして「刑馬」でもって、ごもっともの納得であろう。それにしてもテロリスト、晋作の変名は挑戦的で過激だ。長州征討に参戦し功のあった山口県下関市の餅屋に「無敵」の名字を下賜したのも有名な譚だが。とまれ、我が家の雑種犬の三男坊の名前は「梅太郎」としました・・・・・・という譚です。つづく。9月2日。

●我が家も最高で7頭の犬猫を飼っていたのですが、全部が死に絶えてから数年間、動物は人間以外、なにもいませんでした。昨年の春に犬が来て、今春には猫を飼い始め、そして今夏からは雑種の子犬を迎えました。その子犬は、飼い主の事情で、目が開いて数日で我が家に持ち込まれました。長男の犬の名は「二太郎」、次男の猫の名は「金之助」です。「二太郎」は「一平二太郎」が由来で、「金之助」は夏目漱石の本名がそれです。さてと、眼が薄っすら見えるようになった三男坊の雑種犬の名前を今、悩み中であります。スタッフが早く名付けるようにと催促頻りであります。そこで参考にするのが歴史上の人物の幼名や有名画家の雅号であるのですが・・・・・・ようやく「変名」でゆこうかと・・・思案がまとまりつつあります。つづく。9月1日。

●戦争をも厭わない北朝鮮。既に戦時下かもしれないが。きのうの午前、私の知人が成田からスイス航空でヨーロッパへ出立しましたが、ミサイルの日本本土通過の影響を受け、通常は新潟の南から日本海へ入るのに、きのうは北海道の最北端を回され、2時間以上も日本領土を飛行したそうです。当然ながら現地への到着は遅延であります。朝早くと言ってもミサイルの飛行経路や太平洋の着弾地点には運航中の旅客機やサンマ漁などの漁船がいたのでありますから、もしやのことを考えるとぞっとします。世界中にとんだ迷惑を掛ける金正恩。8月30日。

今朝5時58分の北朝鮮、中距離弾道ミサイル発射。朝のワイドショーである評論家が、「ドイツを見習い、政治体制の相違をある程度認め、北朝鮮のICBMと核保有を認め、まずは南北統一を果たし、それから遂には核廃絶を目指す・・・・・・ドイツは東ドイツ出身の首相(メルケル)さえ誕生させているではありませんか・・・」・・・何ぞと寝惚けたことを発言していましたが。東ドイツの場合はソ連の崩壊が前提として存在したでしょ。自分の家の屋根の上を隣人が故意に発砲した弾が掠め飛んで通過し、黙っている人間はいないでしょうに。ここは徹底的に国際協調して制裁を最高次元で強化し、強気で行くべきだ。北朝鮮は今までになく焦って窮地に追い込まれている。ここに来ても平和論をぶち上げている評論家の脳ミソは腐ってないか。8月29日。

●「長州は銅像の国である」・・・・・・行くところどころで偉人の銅像がひとつならずあります。それも最近建てられたものもあります。東行庵(曹洞宗・功山寺の末寺)には高杉晋作の墓から左方向へ少し登ると昭和31年年に建てられた陶像が天を突くように立っています。はじめは山縣有明の銅像が建っていたそうで、有朋銅像さんは戦時中に金属供出され、現在の像は昭和31年(1956)、備前焼(伊勢崎陽山作)で建立された高杉晋作像です。したがって銅像ではありません。その晋作像の左下段には2015年建立の山県有朋(第3、第9代内閣総理大臣・晋作の愛人おうの=梅処尼に「無鄰庵」=東行庵を含め里山を譲渡)の銅像があります。揮毫は玄孫、山県有徳であります。それならまだしも、驚いたことに里山の麓の東行庵の前には2015年建立の「高杉晋作像」があるんであります。揮毫は安倍晋三さんです。里山深くにある陶像はお年寄りには悪路険路なので・・・親切心からの発想でしょうか。東行庵のホームページには、「安倍晋三第96代内閣総理大臣が帰郷の合間をぬって東行庵にお越しくださいました。父子共に『晋』の字を受け継ぐ浅からぬご縁はもとより、事務所に晋作語録を掲げるほど郷土の英傑に畏敬の念をお持ちになられており、本年3月に建立された高杉晋作銅像銘板の揮毫など、当庵に対しても一方ならぬご協力をいただいております。」とあります。穿った見方をすれば、加計学園や森友問題同様になにか裏がありそうな怪しい空気を感じますね。「長州は奇兵隊の国である」は、司馬さんの「街道をゆく」の文章です。つづく。8月27日。

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