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今週の親仁ギャグ・2016年12月18日(日)~12月24日(土)

日露首脳会談は果たして成功裏なのか。お隣のふたつの国よりも賄賂と弾圧の国、ロシアとの明朗な経済協働を成し得るのやら甚だ疑問である。ある報道では2007年時点でのプーチン氏の隠し資産が400億ドルと云うから半端じゃない。世界屈指の大富豪であり、その全ては不埒な搾取である。少なからぬ反プーチンの政治家や財閥、企業家、ジャーナリストが闇に葬られたという。同じ貉のエリツィン氏の不正を表沙汰にしないがために掘り出されクレムリンの主にまで抜擢された、大盗人が素性のプーチン氏。KGBの詐略と陰謀を駆使して今や全体主義者である。お坊ちゃんの安倍首相は軽く足払いされた感が強い。世紀の恥辱的な「長門会談」と言える。12月23日。

●きのうの新潟・糸魚川大火災のLive Newsを見て即座に想起されたのが「飢餓海峡」。水上勉原作、内田吐夢監督、三國連太郎主演の1965年、公開映画である。江戸の火事も壮大だったろうが、日本海側のそれも甚大な惨禍を招いている。それは地形からくる強風である。「飢餓海峡」は岩内大火をヒントとしている。Wikipediaによると、「岩内大火(いわないたいか)は1954年(昭和29年)9月26日に北海道岩内郡岩内町で発生した大規模な火災である。洞爺丸台風(台風15号)襲来時の出火という悪条件により、市街の8割・3298戸が焼失した。」とある。不幸中の幸いか、風は南からであり、日本海側に吹いていたから延焼は海岸線で止んだ。同時に脳裏を横切ったのが東日本大震災のフクイチであり、この前代未曾有の災難も冬の風は太平洋へ吹いた。自衛隊のヘリがメルトダウンした原発の上空から水を撒いた画像も浮かんだ。この大火にしてなぜに空からの消火活動をしなかったのか(強風で操縦が困難なのか)、極めて疑問である。人間は過去の事例を活用しなくてはなるまい。12月23日。

●くだくだと御託を並べるのも億劫になるほどの日露首脳会談。潮目が変わるとは良く聞く言葉ですが、何となく安倍政権への期待度が掠れたようじゃないですか。せめて4島の帰属を認めさせ、戦後百年目には全島変換させる・・・・・・それが理想ですが。江戸末期の千島・樺太交換条約で千島列島すべてが日本領に、樺太全島は当時のソ連へ。日露戦争後のポーツマスにおける南樺太が日本へ帰属。ソ連による太平洋戦争終戦直後の樺太・千島(択捉・国後・歯舞・色丹の4島を含む)の違法奪取。1941年4月締結の日ソ不可侵条約を1945年4月に不延長を通告し、8月に参戦。が、国際条約では破棄を通告しても1年間は有効とされる。明らかな国際法違反である。70%を超えるフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領の支持率には及ばないものの安倍ちゃんのそれは5割を維持。が、今回のプーチン大統領の会談は少しお粗末君じゃないですか。毅然とした態度が望まれますね。ロシアの人口は日本より約1千万人多いにも関わらず、凍土シベリアの開発は遅々として進んでいないようです。戦後、70万人もの日本人がその地に抑留され1割が死亡しました。それも長くて10年もですぞ。日本人の決死の労働にも関わらずの今であります。天皇の生前退位についても参考人として招聘されたS.W氏とY.S氏の御両人は右中の右であり、その思想は人間天皇の尊厳を著しく損なうものであります。また東京都の小池都知事シンパの7人の処分についても、都連自民党と党本部とは隔絶した組織だとしても、その統率には疑問符が付くことでしょう。野党の民進党の目に余る不甲斐無さを軽率に俯瞰して足元に感けてはなりません。ウラジオストク近郊にでも新たな都市を建設して北方4島のロシア住民を移住させる・・・・・・そんな気概が欲しいものです。潮目を常に意識していないと思わぬ足を掬われかねないと云うことです。つづく。12月18日。

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