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今週の親仁ギャグ・2013年1月27日(日)~2月2日(土)

園田隆二・柔道日本女子監督の記者会見は真正面を見据え、正正堂堂の立派な態度(姿)であった。全日本柔道連盟にしろJOCにしろ、見て見ぬふりの責任押しつけ体質は大相撲にそっくりさん。天下り的に役職を新設し、段階的に腰掛けを変える。そこで何某かの報酬を得る。上下関係が厳しく明瞭(はっきり)した世界だけに死ぬまで威張ってられる。ちょっと時代錯誤的に組織が蔓延り増殖中ってことかもな。それにしてもここ10年、20年の少年野球や少年サッカーなどの保護者側の熱の入れようは半端じゃない。土曜日も日曜日も祝日も朝から晩まで子供につきっきりで練習試合や遠征に付き合う。素質(親からの遺伝子)がサラブレッドで英才教育をやればプロは大概(おおむね)手中にあるなら未だしも、「鳶が鷹」か「瓢箪から駒」を望むような運動音痴の親が、こぞって無理難題な過度の期待を子供に強いている。そりゃ、子供にすれば家で勉強したり塾に行くよりは楽しいに決まっているが、家でも机に座る意外に学ぶことは沢山ある。親仁が常常感じていることに、最近の若者は飯の炊き方も味噌汁の作り方もきれいさっぱりに知らない。家の庭の草取りや風呂掃除、日曜大工の手伝いなど、生きて行く上で最低限必要な事項をきちんと綺麗にできる20歳の若者が何割居るであろうか。正しい履き掃除や洗濯物干ができぬ若者の多いのには落胆そのもの。所謂家事手伝を馬鹿にしてはなりませぬぞ。同じ仕事でもどうしたら綺麗に素早くできるかを常に考える習慣(癖)が身に着くと、全てに応用の利く人間が育ちますぞ。それに不思議と手先も器用になってくるから嬉しい。世の諸君、草引きだって辛抱強くないと直ぐ飽きるし、忍耐のいる仕事ですぞ。草引きを馬鹿にしてはいけませぬ、上手い下手は天地の差ですよ。この優良な教材(草引きなど)を利用しない現代の学校教育。自分らの学び舎の校庭の草を親に引かせるとは何事ですかつづく。2月1日。

円安で大手企業などの輸出メーカーは輸出が増え、同じ製品でも当然ながら純利益が増えている。海外からの旅行者も増加する円安。それとは逆に、食料品の原料など輸入をして日本で消費する製品については値上げは必至である。「円安」とはそういうことだ。生活保護費がカットされ、最低労働賃金が下がり、延いてはそれが給与の低下を産むサイクル。春闘は賃上げを要求する。親仁が日本再生の鍵として言及しているのが企業や高額所得者などの所謂富裕層の国を想う力、そう愛国心の強さである。円安による物価上昇に備え、前倒し的に給与を上げる必要があろう。安部ちゃんの「大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略」、いわゆる「3本の矢」が奏効するまでには優に2年や3年は要する。それまでは特に内部留保金の多い大企業から率先して給与を上げなくては「3本の矢」もその前に失速し、「旧の木阿弥」で、デフレ脱却も財政健全も単なる念仏唱えに終る。事の順序を間違えてはならない円安によるエネルギー原料価格高騰で原発再開の機運が盛り上がることだけは避けなければならない国民の生命が第一であるのなら、経済よりも何よりも原発ゼロが重要であることに世論の余論はあるまい。1月30日。

しつこいだろうが、ボクシングファンならずとも誰もが知っている超有名な元ボクサー数名の引退年齢。モハメド・アリ(1942~)は現在71歳で、引退年齢は39歳の1981年、戦績は61戦56勝37KO5敗。2人目は、現在46歳のマイク・タイソン(1966~)で、引退は39歳の2005年、戦績は58戦50勝44KO6敗2無効試合。3人目は、牧師ボクサーことジョージ・フォアマン(1949~)で、1997年に48歳で引退、戦績は81戦76勝68KO5敗。(3人ともヘビー級)。そして最期はオスカー・デ・ラ・ホーヤ(1973~)で、最終戦は2008年のパッキャオ戦なのでその時が35歳、戦績は45戦39勝30KO6敗。階級(体重)が上がるにつれて引退年齢が増す傾向にある。名ボクサーの多くは死に物狂いの無理な減量は避け、階級を上げる。減量の壁は心身を蝕み、延いては選手生命を縮めるってことだ。かつ、複数階級制覇するほどの才能とキャリアは王座防衛や奪還にとって掛替えのない武器となるのだ。所詮、35歳はまだ若い。親仁の希望としては、パッキャオには年2戦としてあと4、5戦を願いたい。3戦目にマルケスとの第5戦。そして最終戦は、勝っても負けてもメイウェザーと交(い)こうじゃありませんかボクシングは一先ずカウント・アウト。1月29日。

ボクサーの寿命。多くのアスリートの選手生命は30~40歳、例外的に長くても50歳が頂点であろうかフロイド・メイウェザー・ジュニア35歳で、43戦43勝26KO無敗の5階級チャンピオン。ファン・マヌエル・マルケス39歳で、62戦55勝40KO6敗1分の2階級制覇し、主要4団体も制した。シェーン・モズリー41歳で、56戦46勝39KO8敗1分1無効試合の3階級制覇。ミゲール・コット32歳で、41戦37勝30KO4敗の3階級制覇。ティモシ―・ブラッドリー29歳で、30戦29勝12KO無敗1無効試合の2階級制覇。階級は上だが、ミドル級のセルヒオ・マルチネス37歳で、54戦50勝28KO2敗2分の2階級制覇。スーパー・ミドル級のカール・フロッチ35歳で、32戦30勝22KO2分。ヘビー級のクリチコ兄弟王者の兄・ビタリ41歳で、47戦45勝41KO2敗。弟チャンプのウラジミール36歳で、62戦59勝51KO3敗。そしてわれらがアジアの拳聖、マニー・パッキャオは現在34歳で、戦績は61戦54勝38KO5敗2分の6階級制覇だ。正確には飛び級があるので10階級を制覇した。その体重差は実に20キロであり、そして対戦相手は常に強豪ときているから心身の酷使は想像を絶するものであろう。試合中に脚(大腿部)の痙攣が起こるというが、年齢だけで判断すれば「まだまだいける」つづく。1月28日。

ラスベガスでのマルケス戦の1週間後、祖国であり本拠地でもあるフィリピンに帰国したパッキャオを待っていたのは、大勢の子供をはじめ万単位の民衆であった。そこでパッキャオが発した言葉が並じゃない・・・「俺が国を背負って戦っていると思っていたが、実はみんなに支えられていたんだ」。この敗戦で拳聖はさらに強くなると確信したファンは少なくないであろう。もちろん、復帰宣言と取れる。2013年4月のマルケスとのダブルヘッダー構想は、マルケスとの第5戦ではない。しかし、マルケスのトレーナーであるナチョ・ベリスタイン氏は、第4戦まで組んでくれたパッキャオ陣営に感謝しているから第5戦で恩返ししたいと明言している。90日間はスパーリングを止められているが、WBCミドル級チャンピョンのセルヒオ・マルチネスは必ずしもそれは必要ないと言う。トレーナーのフレディ・ローチは、復帰は早くて9月だと言っている。肝心の対戦相手はシェーン・モズリーやミゲール・コットなどの名前が挙がっているようだ。彼(か)のデ・ラ・ホーヤは世紀の夢の対戦・パッキャオvsメイウェザー戦の可能性は低く、今の実力ではパッキャオに勝ち目はないと断言(?)している。パッキャオ自身は年2戦をやりたいから、2013年の初戦が9月では遅すぎるとも・・・。少なくとも、復帰戦はマルケスのようなハードパンチャーは避けるべきである・・・との見識には親仁もガッテンだな(以上、BOXING NEWS 24をまとめ)。それにしても12月8日のPPVの興行収入は約76億円で過去最高を更新したというから・・・プロモーターのボブ・アラム氏などがパッキャオ引退を黙って見過ごすことはなかろう。が、ある記事ではパッキャオにモハメド・アリやローチ氏に見るパーキンソン病の軽い徴候(手の震え)があるというから心配だつづく。1月27日。

2012年12月8日(日本時間12月9日WOWOWで生中継)、ファン・マヌエル・マルケスにKO負けした我らがアジアの英雄マニー・パッキャオ。記録上は6回2分59秒のKO負けだが、記憶から消去したいのに消えてくれない激烈な右のカウンターで卒倒したから、親仁も一瞬どころか一ト月以上を経過した今も甦るそのシーンに目を覆ったままだ。ボクサー生命どころか本当の命にもかかわるのではないかと思うくらいの刹那の見事過ぎるカウンターストレートであった。しかし、最近の「BOXING NEWS 24」のサイトを見るとどうもパッキャオは、否プロモーターというか挙聖の取巻が早期の復帰を画策しているのは確かなようだ。90日間のmedical suspension があるのでその期限が切れる4月20日の再起戦が・・・・・・それもファン・マヌエル・マルケスとのダブルヘッダーというから流石のボクシングはビッグビジネスだ。ボクシングファンは「BOXING NEWS 24」のサイトを開くことをお勧めする。「Pacquiao to return to the ring in September, says his business manager」や「Pacquiao and Marquez back in action in doubleheader on April 20th」などパッキャオ周囲の近況が知れる。後者には『By Allan Fox: A big April 20th doubleheader pay per view fight card featuring Juan Manuel Marquez and Manny Pacquiao in separate bouts is being planned by Top Rank promoter Bob Arum, according to the Manila Bulletin. Pacquiao wants to return in April and his 90 day medical suspension will end by April 20th, letting him return to the ring for action.The idea for this doubleheader is to give both Pacquiao and Marquez tune-up fights to get ready for a fifth fight between them in September.Pacquiao is on board with this, and Marquez is being contacted through his promoter Fernando Beltran to see if he would be open to fighting on that date. Although Pacquiao has been ordered not to spar during his 90-day suspension, he can train and get in his sparring in the last part of training camp, Arum says. In fact, it might actually better for Pacquiao not to get as much sparring for his next fight because he does an awful lot of sparring and those sessions have got to have a draining effect on him or any fighter for that matter. WBC middleweight champion Sergio Martinez doesn’t believe in doing a lot of sparring for his fight, and he seems to do quite well despite not sparring a lot. That might be something Pacquiao should think about.・・・・・・』とあるから、パッキャオ早期復帰は現実味を帯びて来ている。つづく。1月27日。

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