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絵画の掛け方について

Instagramにも書きましたが、写真は室内の壁に絵画を掛けるときのフックの位置を決めるときの要領(手順)を説明します。

先ず、下地の場所を探ります。一般的な部屋壁の構造は、クロス(壁紙)→防火石膏ボードまたは合板→下地=間柱(柱と柱の間の補強用の小さめの柱・数十センチ置き・横の補強は胴縁という・筋交=筋違いや補強板もあり)→断熱材→木材合板→防水シート→サイディングボード→外壁塗装の順です。石膏ボードは軟弱なため、絵画のフックは下地に固定しなければなりません。下地の位置を探すには、拳の尖った部位で壁を叩き、音の変化で見分けるのが原始的な方法です。見当をつけたら針タイプを用いて実際に刺し、確認します。最近では、センサータイプが市販されており、大体の位置を調べたら、これも針タイプで確認します。下地が金属の場合は、磁石タイプを使用すると良いでしょう。

 写真は、小林和作(昭和49年、86歳没)の「山湖の秋」という題名の画です。サイズはサムホール。ボード(板)に油絵具で描かれています。昭和41年の作品で、額にかなりの年季が入ってましたので、先日、市内の画材店に行って額縁を新調してきました。画そのもののイタミはほとんどなく、この作品が描かれて58年も経っているのかと思われる程、新鮮でした。部屋や人相に限らず模様替えというものは大切な事だと実感しました。(季節外れですが、嬉しさ余って店舗内に掛けてみました)。

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