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今週のつぶやき親仁・2018年4月15日(日)~4月28日(土)

●「信なくば立たず。国民の信頼を得るために、行政のトップである私自身が一つ一つの問題に責任を持って必ず全容を解明し、膿(うみ)を出し切っていく決意だ」・・・・・・とは、財務次官のセクハラ発言はじめ一連の疑惑に対しての、17日の安倍ちゃんの戯言である。「膿を出す」・・・・・・耳に胼胝ができるくらい聞いた言葉であり、それこそウンザリである。自ら疑惑解明を強く指揮しているとは到底思えない。「膿を出す」どころか、後から後から「膿」を「産み出す」恰好である。つづく。4月18日。

財務次官のセクハラ問題。すぐさま頭をよぎったのが「外務省機密文書漏洩問題」。1972年5月15日発効された「沖縄返還協定」(1971年6月17日に署名締結)に関する外務省の秘密文書を、前年の1971年、西山太吉(1931~)なる毎日新聞記者が同省の女性事務官(「付き」)の蓮見喜久子氏に近づき情を通じて機密文書を入手したとする事件である。世にいう「西山事件」である。ハニー・トラップの逆である。今回の福田財務次官の酔いのうえでの口すべり(リップサービス)を期待して誘いに乗りバー(?)に出向いたのか・・・・・・「夜な夜な事件」・・・・・・どうみても分が悪いのは次官の方だ。「西山事件」の機密文書はその後、米側から公開され、西山氏は2013年11月21日、特定秘密保護法案を審議する参議院国家安全保障特別委員会で参考人として意見陳述し、そのなかで「(法案は秘密の部分が曖昧であり)外交交渉の都合の悪い部分を隠し、都合のいい部分だけを出すことになりかねない」・「外交交渉のプロセスをいちいち公開する必要はないが、結論は全部、国民に正確に伝達しなければ、民主主義は崩壊する」・「結論を公開することを与野党共通の土台にしてほしい。それだけで特定秘密の領域は相当限定される」・「(法律の早期成立を急ぐ第2次安倍内閣に対し)権力集中には必ず秘密保全が伴うが、戦後、こんなに一挙に権力集中の動きが出たことはなかった。反省してほしい」と述べている。(週刊新潮編集部編「週刊新潮が報じたスキャンダル戦後史」・pp333~362「手記 外務省機密文書漏洩事件 判決と離婚を期して 私の告白 蓮見喜久子」・昭和四十九年二月七日号・新潮文庫平成二十四年四月三十日 十三刷参考)。つづく。4月17日。

●相撲の土俵上の「女人禁制」問題。相撲は神事であり、土俵は神様の御坐すところです。第二次世界大戦終結まで天皇をは現人神でした。今も女性天皇の皇位継承については国論を二分する大問題です。男系(Y遺伝子)の保持継承を原則としているのですが、遠い過去には数人の女性天皇が御坐していました。大相撲も江戸時代までは男女が同じ土俵で異性同士が取り組んでいたのです・・・・・・いまの子供相撲のようにであります。本場所の初日前と千秋楽後には神事をもって土俵を清めるそうです。大相撲の本場所前には神様を迎え、千秋楽には神様にお帰りいただくそうな。それならば大相撲の本場所以外の場所(たとえば田舎相撲の土俵)に「女人禁制」は必要なかろう。巡業でどこかの市長が挨拶をしたいのなら、土俵の下に演説台(ステージ)を設けてはいかがだろうか。本場所で関取が卒倒して心臓マッサージを受けた話は聞いたことがありませんが・・・・・・たとえば仮にも本場所の千秋楽の優勝賜杯などを授与する関係者が倒れるような事態を想定した対応は必要でしょう。今後は協会主体のレスキュー班を設けるべきです。最低でもそこまでしてからの「女人禁制」でないとな。4月15日。

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