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「ニシタチ発見」-その10・ある紀州犬と柴犬達の石像-

 空港方面から橘橋を渡って市役所前、県庁前、橘通り西二丁目(大成銀天街)の交差点を過ぎ、最初の角(幸加園 橘通店)を左折してあおぞら通りに入り、左に仲町通りの「万作」をチラ見して後、右手の青空市場商店街を通過し、西橘通りとの四差路を左折して市役所側に五〇メートル。元は露店の青空市場が鎮座してい、現在は「バージニアビーチ広場」が陣取るポチな公園の南(中央通りと西橘通りの合流点)に、知る人ぞ知るクリーニングの名店「ルミネ」がある。その垢抜けたエントランスの中(うち)から愛らしい眼差しで客人を招き入れる2頭の白色の柴犬。名は「りく」と「かい」。いつまでも仔犬のままな石像だ。エントランス横には成長した2頭が、「仕事が来た」とばかりに遠慮なく2、3度けな気に吠えて、家人に来客を知らせる。店内にはもう1頭、ロートルの紀州犬で燻しの2代目「ギン(銀)」がい、暇を持て余している。そして、外に出てちょっこら南西の方を見上げると建物の左端に1代目紀州犬「ギン」の石像が堂堂たる犬座でニシタチを望観する。午前様ともなれば2代目と一緒に、ほろ酔いで上機嫌な主人の御帰宅を待つ。ニシタチの呑み会前に、そしてほろ酔いの帰りに・・・何度見ても見飽きない、心の蘇生するモニュメントである。(「ニシタチ」に感動スポットが東にニシタチ並びますように!!!)

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