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今週のつぶやき親仁・2020年7月26日(日)~8月1日(土)

●「Go To トラベルの”まやかし”」(承継)
▼最近の文春の「Catch Up」に帝国ホテルのコロナ対策が掲載されていましたが、帝国ホテルの場合、お客がチェックアウトして3日間空けたのち消毒をして4日目に新たなお客を宿泊させるという記事でした。きょう見た当ホテルのホームページには3日かではなく2日間空けるとの記載がありました。ここで問題となるのがコロナウイルスの各種環境での生存期間です。わたしは以前にこの問題について取り上げています。おさらいをしてみましょう。
環境の違いによるウイルスの生存期間(米疾病対策センター=CDCとカリフォルニア大学ロサンゼルス校・プリンストン大学の研究チームが米医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル」に発表)
・空気中(エアロゾル=1~5ミクロン=人間の髪毛30分の1=空中に数時間浮遊)で3時間生存
・銅の表面(例:十円玉)で4時間
・(段)ボール紙の表面が24時間
・プラスチックの表面で2~3日
・ステンレスの表面で2~3日

・(金属・ガラス・プラスチック上では最長9日間生存。冷温ではさらに最長28日間生存。)
但し、これらのデータはあくまでSARS-CoV-2が対象だが、今回の新型コロナウイルス(Covid-19)も同様であろう・・・・・・と考えられる。5月12日の「親仁のつぶやき」より。ついでながら消毒法についても復習しますか。
簡単で安価な消毒法
・62~71%のエチルアルコール(1分以内で不活性化)
・過酸化水素0.5%が含まれる漂白剤(1分以内で不活性化)
・0.1%の次亜塩素酸ナトリウムが含まれる家庭用漂白剤(1分以内で不活性化)
・他のコロナウイルスは高温多湿の環境で早く死滅するが、SARS系のコロナウイルスは高温多湿にも他のコロナよりも耐性持ち・・・・・・という考えがある。
5月12日の「親仁のつぶやき」より
▼つい最近、星野リゾートの社長さんがテレビ出演し、「わたしどものホテルでは予約で満室です」と得意気でした。帝国ホテル然り、大手には資金的に余裕がありますから、びくともしないと云うことでしょうか。この度のGo To Travelキャンペーンですが、どう考えても大手に有利のような気がします。日頃手の届かない高嶺の花の高級ホテルに泊まれば、例えば5万円のところを2万円(補助は1泊2万円が上限)の助成ですが、宿泊費としては2万円のうちの70%の補助ですから、その1万4千円が5万円から差し引かれて、手出しは3万6千円となります。3万円の部屋なら、その50%の1万5千円が補助対象となりますが、その実は1万5千円の7割ですから、願いましての手出しは1万9500円と相成ります。(3割は地域共通クーポン。現在未だ適応開始されていない。)
▼5つ星の帝国ホテル(因みにわたしは会員ですから少し詳しいのですが、通常のチェックアウトは正午(12時)、会員だと追加料金なしで午後3時までステイできます)が中2日間空けるとなるとチェックアウトから次客のチェックインまで丸3日間以上の空室状態を確保できますから、上記のウイルス生存期間(不活性までの時間)を十分にクリアすることになります。
▼そこで急に脚光を浴びているのがC波紫外線です。従来の紫外線滅菌器などに利用されてきた波長の紫外線を人体が浴びると皮膚がんや白内障などの悪影響があります。ところが222nmの波長のC波紫外線では、数分の照射によってコロナウイルスが殆ど不活化されるばかりか、人体への影響が殆どありません。ウイルス不活化の機序は、DNAとRNAに損傷をあたえることでウイルスの増殖を喪失させるというものです。ちなにみ宮崎に日機装(株)という会社が誘致されていますが、この会社が最近、このC波紫外線の製品化に成功しています。この装置が普及すれば、ホテルは勿論、空港や機内、バスの車内でのコロナ対策に驚異的な貢献を果たすことでありましょう。随分と旅の快適性が向上すること請け合いです。
▼安倍のマスク8000万枚の再登場・・・・・・効率的な税金の使い方を限りなく要望するものであります。
▼余談ながら、わたくしは雑誌や文庫本を買ってきても1~2日はそこらに放置しています。コロナが死んでから改めてゆるりと手にします。(用心深いでしょう)。

7月28日。

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