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今週のつぶやき親仁・2020年3月1日(日)~3月7日(土)

●「種の壁
人間の世界じゃ新型コロナウイルス性肺炎が一部の国でパニック状態だそうな。きのうはWHOが遅れ馳せながらのパンデミック宣言をした。人間での風邪症候群の原因となるウイルスは約200種類もあるそうで、そのうち日常的に感染するコロナウイルス(Human Coronavirus:HCoV)は、HCoV-229E、HCoV-OC43、HCoV-NL63、HCoV-HKU1の4種だそうなわ。これらは風邪の10~15%(流行期35%)を占めるそうで、総じて症状は軽いのだが、問題は動物から感染する重症肺炎ウイルス2種類だそうな。この2つが例のSARS(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス・SARS-CoV)とMERS(中東呼吸器症候群コロナウイルス・MERS-CoV)なのだ。前者の動物はコウモリ、後者はヒトコブラクダが源(もと)とされているそうな。コロナウイルスの特徴は変異しやすいということで、猫にも重大なコロナウイルスの感染症があるのだが、むろん猫の金之助君は知っているよな。

金之助:「そりゃ知っているよ。年に何人かの飼い主さんがその病名を告げられて涙を流しているもんね。その病気は腸炎をひき起こすコロナウイルスが『伝染性腹膜炎ウイルス』に変異して猛毒化するらしい。」

二太郎:「犬にもコロナウイルスの腸炎があり、一部の混合ワクチンにはこれが加えてあるんだ。しかし子犬のパルボウイルスのようには重篤にはならないらしいが・・・・・・。ところで猫伝染性腹膜炎にはワクチンは開発されているのかい。」

金之助:「世界ではワクチンや治療薬の報告もあるけど、日本の現状では予防や特効の治療法はないらしいな・・・・・・残念だけど。ところで二太郎君よ、これは根本的な疑問なんだけど、どうして人間の病気がわれわれ犬猫に移らないのかね、その逆もだけど。」

二太郎:「主人先生曰く、『ウイルスをはじめとした病原体には”種の壁””というものがあり、ウイルスが人間などの宿主細胞と結合しなければ感染が成立しないのだが、その結合部位(=受容体)が動物の種によって本当にほんの僅かだけ構造が違っているためらしい。が、そこにウイルスの変異が起こると本来の宿主ではない宿主の受容体と結合し、今回のように種の壁をこえて感染をひき起こしたのだ』と言っていたよ。」

金之助:「そうか、『種の壁』とはそういうことか。本来は種の保存のための貴重なメカニズムなんだね。覚えておこう。」

二太郎:「金之助もおれも基本的には家飼いなので病気をもらう可能性は低いんだけど、やはり本音を言わせてもらえば本当はノーリードで田圃や野原なんかを駆けずり回りたいよな。」

金之助:「それは誰しも思うところだが、所詮われわれは人間のペットだからな。病気をしないで飼い主を困らせたり悲しませたりしちゃだめなんだよ。そういう宿命さ。まあ、二太郎君とおれは運命共同体だな。幸い、われらは猫と犬だから『種の壁』で守られているから病気を移しあう可能性は低いことだけが救いだな・・・・・・ということで今後も仲良くやろうぜ。」

二太郎:「分かったけどよ、主人先生が『今日も呑みに行けないなあ』・・・・・・と寂しそうにしているのは可哀そうだな。感染症に限らず、自分の命を守るのは結局、自分自身しかないからな、しようがないや。人間も国に頼ってちゃ命は守れんもんな。すべては自己責任じゃが、はやく新型コロナが解決(終息)してくれることを、おいらも祈ろうぜ。」

今回のワールドワイドの新型コロナウイルス感染問題の少しでも早い終息を願うばかりですが、もうひとつの課題は、この新型コロナウイルスがインフルエンザのように季節性化するかです。ウイルス(抗原)が検出されれば検査キットが開発され、また抗体が検出されれば抗ウイルス抗体による抗体価の測定が可能となり、さらにはワクチンの開発がなされます。現在の風邪症候群のなかで知られている5種のコロナウイルスは、幸いにも重篤な症状まで至りません。従ってワクチンも不要なのです。(SARSとMARSは、現在、制圧宣言中)。今回の新型コロナウイルス(COVID-19)がSARSやMARSのように一刻も早く制圧されることを願うばかりです。2020年3月12日。

「コロナの甲子園」
近頃の主人先生の御機嫌がななめなんだが、スタッフ間の譚によるとどうもその理由は甲子園の無観客試合によるものらしい。今年の選抜には、地元宮崎チームの出場はないが、仕事のことは無論日常の煩わしさからも解放されるのは甲子園球場が一番といつも言ってるからな。それに高校野球ほどではないにしろ主人先生の今からの楽しみはプロ野球のテレビ観戦なのだが、こちらのオープン戦も観客はゼロで、聴こえてくるのは鶯嬢の澄み渡った声にダッグアウトからの選手の声に、そしてこれは歓迎なのだが鋭く響く打球音のみ。いつもは耳障りな笛ラッパなどの音がこれほどまでに試合の調味料になっていたかと思うに、やはり無観客試合とはまさに味気ないものだそうな。

▼二太郎:「金之助君よ、君はテレビ画面のボールを追いかけるのが好きだよな。無観客試合だとアルプスの爆音が皆無なだけにボールを追うのに精神集中できるよな。」

▼金之助:「いやいや、今やってるプロ野球のオープン戦を視ていると観客席を映さない分、ピッチャーとキャッチャーの送球ばかりが映るんだよな。だから首を振る回数が自然増えるんだよ。」

▼二太郎:「そりゃそうだ、それこそ猫の目も回るってことか。忙しくて頸(筋)凝るな。」

▼金之助:「主人先生もぼやいていたよ。ブラスバンドやチアガールも視る側の息抜きだから、高校球児だけを2時間も3時間も、一日だと8時間も10時間も視なくちゃならないとなれば、二三日もすればもうテレビなんて視なくなるんじゃないかって。」

▼金之助:「さっきも無観客の大相撲を視ながら、主人先生の宣うには、『観客ゼロで拍手も声援もない勝負なんてなんとも素っ気ないね。これでプロも観客(お客さん)の神様さが身に染みてわかるだろうよ。』・・・・・・だってさ。ひねくれ根性の主人にしては良いことを呟いたもんだ。それが長引けばスポンサーも付かないし懸賞金も上がったりで、年俸の大幅カットは必然だからな。」

▼二太郎:「そうりゃ常に酔狂の主人先生にしては大したコメントじゃな。われわれも飼い主はじめ人間どもが喜んで褒められないと、鼠も猪を獲る気合も張り合いも失せるというもんじゃ。」

・・・・・・ということで、無観客のプロスポーツが悪いことばかりじゃなく未来のプロ精神の再醸成に重要なインパクトになるということです。踏ん反り返るような高級取りのプロ選手がいなくなる可能性がこのコロナ問題で育まれるかもということです。コロナの無観客試合が、明日のプロスポーツの意識改革の肥しになればという譚でした。2020年3月7日。

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