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今週の親仁ギャグ・2017年5月14日(日)~5月20日(土)

●当初、獣医学部特区に手を上げていたのは、加計学園と京都産業大学2校だったそうです。京産大には元・鳥取大学獣医学科教授で鳥インフルエンザの世界的権威である大槻公一先生が在職しており、附属の鳥インフルエンザセンターも機能しています。ところが、特区選考の最終段階で同じ地域に獣医学科の無いことが条件とされ、京産大は既に近畿圏(大阪府立大学)に獣医学科が存在することから、除外されたというのであります。獣医師、特に産業動物獣医師が不足し、かつ今後基礎獣医学(鳥インフルエンザや口蹄疫などのウイルス学やその他微生物学・免疫学など)の充実が望まれるのであれば、なぜに文科相と農水省が既存の大学の定員を増やすなど、特区新設以外で対処することができなかったのか・・・・・・謎は深まるばかりです。まさか安倍ちゃんは旧知の加計氏と賭けゴルフをしたんじゃないでしょうなつづく。 5月19日

今治市の獣医学部特区問題。私が約30年前の山口大学在職中には、山口大学と鳥取大学の獣医学科が岡山大学へ統合し、獣医学部に昇格する構想がありましたが、2つの地元の大反対で没・・・・・・その後すぐに山口・宮崎・鹿児島の3大学の獣医学科が九州大学に統合し、学部へ昇格との企みも1~2年で消滅・・・・・・10年くらい前には宮崎大学と山口大学、宮崎大学と鹿児島大学との合併統合も、それぞれ雲散霧消しました。どうして加計学園が選ばれ、それも四国に獣医学部が新設されるに至ったか・・・・・・。つづく。 5月18日

●幕末、すでに結核は日本全国に猛威をふるっていたのでしょう。松本良順(御典医・1832~1907)は今の順天堂大学を始祖である佐藤泰然(佐倉藩医・1804~1872)の実子で、松本家(幕医の松本良甫・1806~1877)へ婿養子となり、長崎でオランダ人医師・ポンぺ(1829~1908)に師事した人物です。近藤は新選組組長の近藤勇(1834~1868.5.17)、土方は同副長の土方歳三(1835~1869.6.20)のことです、当然ながら。結核で死んだのは第一隊隊長の沖田総司(?~1868.7.19)ですが、「陸奥国白河藩藩士・沖田勝次郎の子として、江戸の白河藩屋敷で生まれたとされる・・・・・・生年については天保13年(1842年)または15年(1844年)の2つの説があり・・・・・・9歳頃、江戸市谷にあった天然理心流の道場・試衛館(近藤周助)の内弟子となり、のちに新選組結成の中核となる近藤勇、土方歳三とは同門にあたる。若くして試衛館塾頭を務め・・・・・」(Wikipedia)とあり、京から江戸へ敗走し、病没しました。近藤は流山で捕らえられ処刑、土方は戊辰戦争の終焉の函館で果敢に闘死した。その新選組に豚や鶏を飼わせ免疫を増強させた。立派な公衆衛生精神であります。ところで、どうしてこのように「胡蝶の夢」にこだわるかと云うと、シーボルト(1796~1866)やポンぺ頼りの当時の日本人医師がいかに苦労してオランダ医学習得に精進したかがわかります。お医者の卵の医学生には是非読んでもらいたい一冊ですな。年を取ると「獣医学史」もいやに興味が湧いて来るんであります。つづく。5月17日。

受動喫煙禁止法の譚。財務省は2兆円超の煙草税収から、議員は煙草農家の票田から・・・・・・思惑は交々でありますが、客からしたら要は煙むんむんの店には足を踏み入れなければ済むことであります・・・ことは単純なのです。。ところで、日本の公衆衛生とやらはいつごろから考えられるようになったのでしょうか。広辞苑には「国民の健康を保持・増進させるため、公私の保健機関や地域・職域組織によって営まれる組織的な衛生活動。母子保健・伝染病予防・成人病対策・精神衛生・食品衛生・住居衛生・上下水道・屎尿塵芥処理・公害対策・労働衛生など。」とありますから、その守備範囲たるや生活全般に渡ってのカバーであります。われわれ獣医師の使命の最大は食肉検査など食品衛生行政にあります。獣医学の根幹は公衆衛生臨床獣医基礎獣医の3本柱であります。またまたの登場ですが、司馬さんの「胡蝶の夢」に・・・・・・「豚肉の場合、安政年間では主として横浜で売られていたらしい。が、良順が京へのぼった慶応元年には、保守的なこの町でさえ生きた豚を手に入れることは困難でなくなっていた。『新撰組で豚を飼ったらどうか』と、良順は近藤と土方にすすめている。毎日、台所の残肴や残飯がおびただしい。この厨芥で豚の四、五頭は飼える。米飯ののこりは乾して鶏を飼えばよい、ともいった。『ともかくもそういうものを食うことが病気をふせぐ道だ』と、良順はいった。近藤と土方はよろこんで従い、豚小屋と鶏小屋をつくった。良順はポンぺから多くを学んだが、とくに保健衛生については信者のように熱心であった。さらにはそれを施すのに、壮士が集団生活をしている新選組がもっとも好適だったのである。」(「胡蝶の夢・三・pp426~427)・・・・・・と書かれてあります。食が人の健康や寿命に大いに貢献しているのは疑いのないことですつづく。5月17日。

●やはり相当にですな。今年初め、ある加計学園関係者から獣医学生の実習受け入れ承諾の署名をしてくれないか・・・・・・という連絡があり、後日書面が届き返送しました。日本列島には北海道に北大、帯広畜産大学、酪農学園大学があり、本州には北の北里大学から南の山口大学まで11校が、九州は宮崎と鹿児島に存在します。全国国公私立すべてで17校であります。四国にはゼロ校なので随分前からその不憫が叫ばれていました。どの業界や分野でも同じでしょうが、殊、獣医に関しては政界や地元の意向やら、それに獣医師会やらの反発で一向に改革や再編がすすみません。統合再編が決まりかけると所在県選出の大物国会議員さん等が割り込んできて掻き回し、ちゃらにしてしまうのが落ちなんであります。今回の加計学園・今治市獣医学部特区問題・・・・・・ついに出現した裏事情と言うか裏工作と云うか…ずばりのトップダウン指示。それは今朝のYahooトップの「安倍晋三首相の知人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が国家戦略特区に獣医学部を新設する計画について、文部科学省が、特区を担当する内閣府から『官邸の最高レベルが言っている』『「総理のご意向だと聞いている』などと言われたとする記録を文書にしていたことがわかった。(朝日新聞デジタル)」・・・・・・なる記事です。二つの「学園疑惑」・・・・・・これからが見物だ。つづく。5月17日。

●オリンピックの東京以外の仮設費負担問題で「決められない百合ちゃん」のレッテルを張りつけようとした攻め手側の自民党も、「受動喫煙禁止法」で「愛煙派」と「禁煙派」、それに「分煙派」が三つ巴の火花を散らしている。日本禁煙科学会のお偉方がインタビューで「OECD加盟国で受動喫煙禁止法が成立していないのは日本と北朝鮮だけだ」と語っていました。そこで日本が北朝鮮と同レベルの公衆衛生意識国家?・・・・・・と思ってOECDをWikipediaのお世話になると、どうも北朝鮮は加盟国ではないようです。「経済協力開発機構(Organisation for Economic Co-operation and Development)は、ヨーロッパ、北米等の国々によって、国際経済全般について協議することを目的とした国際機関。本部事務局はパリ16区の旧ラ・ミュエット宮殿」ということです。そもそも居酒屋やバーの店主はお客や従業員、それに自分自身の健康に喫煙が及ぼす影響を・・・・・・もしかしたら中国大陸から飛来するPM2.5ほどにしか考えていないのではないか。所詮は他人事ということでしょう。PM2.5の解決は中国まかせのところがつよいが、煙草の今は国会議員しだいであります。北朝鮮と同レベルの公衆衛生国家・・・決められない「安倍一強自民内閣」・・・・・・煙草の税収くらい(とは言うものの煙草税収は国・地方合わせて2兆円強で総税収の1.8%の巨額)は天下りなどの行政改革で捻出しなさい。つづく。5月16日。

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