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2010年元日(金)-新しい風-

 新年、明けましておめでとうございます。本年も「たばる動物病院グループ」の御利用・御愛顧の程、宜しくお願いします
 
 「鳩」君は12月30日の会見で、供給サイドに偏っていた今までの発想を改め、需要をしっかりと創出したい。国民が求めているものを実感し、それに合わせた国づくりをする」と宣言。来年(2010年)6月までに地域活性化や医療・介護分野、対アジアなどを含む具体的な政策をまとめ、成長戦略の中期的目標と合わせて発表する方針を説明した。(共同通信)、とある。その他にも、「少子高齢化」や「環境対策」をにらんだ新産業の育成などを掲げ、「人間のための経済を」育む、という。 
 
 この会見内容については、賛否両論あろうが、それよりも一国のドン(首領)の決意にしては「もの足りなさ」を感じてしまう。6月の期限まで、額面通りというか、表現通りに、取り敢えず受け止めるか。
 
 今までの日本は、全てであまりにも「両極端」を追及しすぎた感が強い。「右か左か」、「白か黒か」、「上か下か」、「ピンかキリか」、「理系か文系か」・・・・・。「ニ者択一」というか「両極端」の選択である。
 
 「鳩」君や影武者こと「一郎」君のキャッチ・フレーズは、「コンクリートから人へ」、「官僚主導から政治主導へ」、「供給側から需要側へ」、「大企業から国民生活へ」・・・・・。自民党の長期政権の政策理念とは、確かに「」を感じる。
 
 池波正太郎の「鬼平犯科帳」2「谷中・いろは茶屋」に次の行(くだり)がある。
 人間というやつ、遊びながらはたらく生きものさ。善事をおこないつつ、知らぬうちに悪事をやってのける。悪事をはたらきつつ、知らず識らず善事をたのしむ。これが人間だわさ(鬼平犯科帳(ニ)91ページ・文春文庫)
 
 政治や行政の「悪事」にはもう懲り懲りだが、この池波正太郎の行に、「人間らしさ」を感じ、従来の自民政権時代の日本が蔑(ないがし)ろにしてきた、観念ではなかろうか。

 「理系」出身の総理大臣が他に何人居たか居ぬかは知らぬが、「鳩」君の、「白」と「黒」、「右」と「左」など「両極端」に言及しない発想が、過去のドンと違うことに期待を寄せたい。そうは言っても、どっちつかずのファジー(fuzzy)な政治は国を奈落の底へ導くが。

 この行詰った、息の詰まるような、閉塞感が漂い捲(まく)る日本。池波正太郎の「人間観」的な「政治観」が日本を救えるような気がしてならない

 今年もまだまだ正念場。厳しい時代こそ、「愉しむ」処世の術を習得しないと、生きている甲斐も、生きてゆく甲斐もない

 最後に、「親仁ギャグ」も宜しく!
  
 2010年(平成22年)元旦  院長 田原 秀樹

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