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壺中の別天地-その7・高知篇-

●龍馬の生誕は、1835年(天保6)11月15日、高知城に近い本町1丁目である。
●坂本家の身分は郷士御用人であり、1771年(明和8)に郷士に取り立てられ、1784年(天明4)に郷士御用人・3人扶持となる。1785年に5石が加増される。一人扶持は玄米1石8斗なので、坂本家の家禄は合計で10石4斗となる。他に領知が161石8斗(16.18ha)あり、そこから小作人収入を得た。生活は裕福であった。
●龍馬の父は八平直足(はちへいなおたり・1797~1855)、母は幸(1798~1846)。母は龍馬が11歳の時に亡くなり、継母の伊与(いよ・)に寵愛された。伊与の前の嫁ぎ先である種崎の川島家へ船をこいでよく遊びに行ったと云う。川島家の主人・猪三郎は御船倉の御用商人をしており、龍馬に世界地図を見せたり、外国の事情を語っていたと云う。

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