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飛び入りの親仁ギャグ・「中秋の名月」

●最後に、中潮(なかしお)は「大潮と小潮の間にある潮。干満の差が中くらいの潮」、長潮(ながしお)は「干満の差が小さい潮」、若潮(わかしお)は「小潮から大潮に向かって、干満の差がしだいに大きくなる時期の潮。陰暦の11日と26日ごろにあたる。」。これから先、澄んだ夜空の月を首が痛くなるまで愛で、色々と思いを馳せようではないか。終り。9月14日。

大潮:「新月または満月の時、月・太陽・地球が一直線上に並び、月と太陽の起潮力が互いに強めあって(起潮力が重なる)潮差が大きくなる。このときの潮汐(=最大干満差=最大潮差)を大潮というが、海湾の振動特性によって、実際の大潮は新月・満月より1~2日遅れることが多い。」。小潮:大潮が太陽と地球と月が一直線上にあるときの潮で満ち引き(干満)の差が大きいの対して、「小潮」は「上弦および下弦の月のころは、月と太陽が直角の方向になるので、互いの起潮力が打ち消し合い、干満の差が小さい潮になる。大潮と同じく1~2日のタイムラグがある。」つづく。9月14日。

太陽暦(新暦)が科学的と言う訳でもなく、旧暦(太陰太陽暦)が非科学的と言うのでもない。太陽と地球と月が一定のルールで規則正しく大宇宙を周回運動しているにすぎないのだ。人間が勝手に暦を考えたのである。江戸時代、既にサマータイムが行われていた。実生活に合わせて時間(子丑・・・の刻)を季節で変えていたのだ。「中秋の名月」だって旧暦の8月15日に拘らず、月齢15の満月を愛でれば良いのである。この感覚が風流の出発点だなつづく。9月14日。

旧暦8月15日が満月にならない年の方が多いのは、①旧暦の1日は「朔(新月)となる瞬間を含んだ日」なので0時0分に朔になる日も、23時59分になる日も同じ1日であることから、旧暦15日の月齢は、最小13.0、最大15.0、平均14.0である。②新月から満月までの平均日数は約14.76日で、これが本当の満月の月齢の平均である。これは旧暦の15日の平均月齢より0.76日分だけ長い値である。このため、実際の満月は旧暦15日より遅れる傾向がある。③月の軌道が円で無いなどの理由から、朔から望までの日数は約13.8~15.8日の間で変化する、などの理由による。ちょいと複雑で難しいな。つづく。9月13日。

旧暦(太陰暦)と新暦(太陽暦)は考え方が全く異なるもので、全くの別物だと考える必要がある満月は毎年12ないし13回あり、中秋の名月が特別糸されるのは澄んだ夜空に照り、収穫期の穀物などを供物として月に供える風習がいつからか生まれたのだな。「芋名月」とはそれから発生したのであろう。「薄」に「月見団子」が一般的だ。今年の旧暦8月15日は月齢で満月にあたり、6年ぶりに「中秋の名月」であった。因みに、来年の旧暦8月15日は新暦の9月30日で満月である。2016年の旧暦8月15日は新暦の9月15日で満月は2日後であり、「15夜様」ではないのだなつづく。9月13日。

簡単で分り易く言えば地球と太陽の真直線上に月が位置する時が「朔」(新月、1日、月齢0)で、地球と太陽の直線上で太陽の真反対に位置する時が満月(望月、15日、月齢15)、朔月と満月の中間で太陽を右にして月が地球の真上にある場合の半月が「上弦」の月で、反対に真下に位置する場合が「下弦」の月だな。上旬だから「上弦」で右半分が明るい。「下弦」は下旬の半月を意味し、左半分が明るい。つまり、月は右から満ち始め、上弦の半月を経て満月となり、15月齢(満月)を過ぎると右側から欠け始め、下旬の半月である「下弦」の月を経て再び「朔」(新月、月齢0)となって、新しい月を迎えるのだな。注:月齢と太陽暦の日付とはズレが有り。つづく。9月13日。

:『月の黄経が太陽の黄経に等しい時の称。すなわち太陰暦1日。ついたち。月が太陽と同じ方向にあって、位半面を地球に向ける。新月。「朔日・八朔・正朔」⇔晦』(広辞苑)。※「八朔」は「旧暦8月朔日(ついたち)のこと。・・・」(広辞苑)。上弦:「新月から満月に至る間の半月。日没時に南中し、月の右半分が輝く。真夜中に弦を上にして月の入りとなる。太陰暦で毎月7日・8日頃に当る。初弦。かみのゆみはり。かみつゆみはり。⇔下弦」(広辞苑)。下弦:「満月から次の新月に至る間の半月。日の出時に南中し、月の左半分が輝く。月の入りに当ってその弦が下方になる。しもつゆみはり。⇔上弦」(広辞苑)。満月:「全面が輝いて円く見える月。太陽と月との黄経の差が180度の位置にあたる時に起る。特に陰暦8月15日の満月は、名月として賞される。もちづき。十五夜の月。望(ぼう)。望月(ぼうげつ)。」(広辞苑)。つづく。9月12日。

●年配の人は月を眺めては、月の始か、中頃か、月の終わりかを理解し、大潮か、中潮か、小潮かを知る。満月(望月)に新月(朔)、上弦の月に下弦の月。地球は日に1回自転しながら太陽の周りを1年かけて公転する。月は地球の衛星で地球の周りを月1回で公転している。小野田寛郎氏(1922-)は30年間のジャングル生活(フィリピンルパング島)で僅か6日しか狂っていなかったのは、月を眺めていたからだろうか意外と知らぬ、月の決まりごとつづく。9月12日。

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